「自分の英語力は、今どれぐらいだろうか?」
そう感じた時に、その英語力を客観的に判断する方法はいくつかあります。
英検やTOEIC、TOEFL、国連英検、通訳ガイド試験がそれです。
確かに、自分の英語のレベルを客観的に計ることができます。
しかし、本気で英語をマスターしたいと思っているならば、これらの試験やテストの結果だけを指標にしてしまうと、本当の自分のレベルがわからなくなるものです。試験でどんなに良い結果が得られようと、自分の中に「英語が自由自在に使いこなせる!」という実感がない限り満足はできないでしょう。
ここで言う『英語が自由自在に使いこなせる』と感じるレベルは、日常会話や、ある専門分野について会話ができるだけで「英語ペラペラ」と定義してしまうほど安っぽいレベルではありません。
恐らく、様々な分野についても英語でコミュニケーションが取れる“バイリンガルレベル”だと思います。
そこで今回は、私たちが定義するバイリンガル(真のペラペラ)とはどのぐらいのレベルなのか?
バイリンガルになるためには、具体的にどんなスキルが必要なのか?
これらをENGLISHBOXで示している基準を元に紹介します。
バイリンガルに必要な2つのレベル
日本人がバイリンガルレベルに達するまでには、次の2つのレベルの英語力を身につける必要があると思います。
1.英語感覚で基本単語が使いこなせるレベル
流暢な会話ができて、多少難しい内容であっても、基本単語を使ってコミュニケーションすることができる。英語を話すときも、頭の中で英訳する必要性を感じないレベル。
このレベルの人の英語を聞いていると、発音や流暢さだけに気をとられて、ついバイリンガルだと思ってしまうほどです。
高校・大学留学したのに、このレベルにとどまっている人が、非常に多くいます。
つまり、フォーマルな英語が使いこなせないのです。
フォーマルな英語が使いこなせるレベル
政治経済、国際問題など抽象的な概念を使った議論、ビジネス・プレゼンテーション、研究発表などでフォーマルな表現を使って自分の考えや意見を的確に伝えることができるレベル。
独学で英語を勉強して英検準1級、1級などに合格した人の中には、難しい単語や表現を使って議論のできる人もいます。しかし、逆にわかりやすい表現で話すことができなかったり、流暢さとスピードに欠けることもあります。
理想は両方のレベルを身につけること
バイリンガルはTPOに応じて、これら2つのレベルの英語を使い分けることができるようになることです。
私達は英語力に他の要件を加えて、理想とする日本語と英語のバイリンガルを次のように定義しています。
※バイリンガルが持つ英語力の最低基準は“英検準1級” or “TOEIC800点”以上です。
単に英語が話せるようになるだけなら、多くの人が想像しているほど難しくはありません。
低レベルな目標を設定している限りは、それ以上のレベルは望めませんが、中身のある会話が出来るバイリンガルを目指して頑張れば、必然的にレベルアップも加速します。
もし、自分の英語力に行き詰まりを感じているのであれば、あなたも上記に紹介した2つのレベルを意識して、バイリンガルを目指してみてはいかがですか?
何より大事なのは、様々なノウハウやテクニックではありません。
最終的になりたい高い目標と「絶対にバイリンガルになってやる!」という強い想いです。