今、日本企業はグローバル人材を求めています。厚生労働省が2012年に企業経営者に調査をした結果によれば、企業が求めるグローバル人材とは、以下の要件を満たした人材のことです。
- 1.高度な英語力と異文化コミュニケーション力がある。
- 2.未知の世界に飛び込める行動力がある。
- 3.最後までやりぬくタフネスさがある。
- 4.自分で考え行動し、課題を解決しようとする力がある。
- 5.日本人としてのアイデンティティをしっかり持っている。
こうした「グローバル人材」を目指すのであれば、語学留学ではなく、海外の大学への正規留学(1年間)をお薦めします。そこで、お得に海外大学へ留学する方法をお伝えしたいと思います。
是非、参考にしてみてください。
なぜ海外大学のほうが語学留学よりおススメなのか?
外国の大学生に交じって英語で講義を受け、議論し、様々な異文化を肌で体験して多様性を受け入れることで視野が広がり、さらに人間としても大きく成長できるからです。
しかし海外の大学へ正規留学するときに問題になるのは、その「費用」です。日本の国公立大学の年間授業料は平均55万円~60万円、私立でも100万円程度です。
しかし英語圏の大学の年間授業料は、公立大学でも平均して400~500万円です。例えばハワイ州立大学の2022年の年間授業料(ハワイ州非住民)の場合、33,336ドルとなっています。現時点において円相場は1ドル148円です。つまりハワイ州立大学に1年間留学すると、授業料だけでおよそ493万円かかることになります。こうした高額の授業料をという現実を突きつけられて海外留学を諦めてしまう人が多いのです。
しかし諦める必要はありません!海外の大学留学費用を80%オフにする、とっておきの方法があります。
海外大学へお得に留学する具体的な方法
その方法とは、日本のほとんどの大学にある「交換留学制度」を利用することです。
この制度を利用すれば、日本の大学の授業料を1年分支払いさえすれば、留学先の大学の授業が1年間無料で受けられます。つまり国公立大学の生徒は60万円、私立大学の学生は100万円の授業料を自分の所属する大学に支払うと、本来は500万円もかかる海外の州立大学の授業が受けられる、という訳です。
往復の飛行機代、保険代の負担を別にすれば、日本で大学に通うのと出費はほとんど変わりません。住む場所によっても異なりますが、生活費として年間100~150万円程度を見積もっておけばよいでしょう。
しかも留学生対象の奨学金制度が複数あります。それらを活用すれば、留学費用をもっと抑えることも可能です。中には毎月6~10万円を生活費として支給する、返済義務のない奨学金もあります。
将来海外大学留学を希望する高校生は、充実した交換留学制度のある大学を選ぶこと方が賢明な選択ですね。交換留学制度を活用して留学する場合、英検準1級以上の英語力が求められるのは言うまでもありません。
最後に、よく指摘される海外留学のメリットを紹介しましょう。
- 1.一番大きなメリットは語学力の向上
- 2.国際的な感覚が身につく
- 3.自立できる
- 4.海外に友人、人脈ができる
- 5.就職の時に有利
- 6.人間的に成長できる
- 7.自分に自信や度胸がつく
- 8.新しい選択肢が増える
- 9.志の高い日本人の友人ができる
- 10.異文化への理解が深まる
- 11.自己分析の機会が増え、自分のことを客観視できるようになる
- 12.日本文化に対する関心が深まる
高校を卒業するまでに英検準1級に合格しておけば、海外大学留学の夢が現実味を帯びてきます。
国際舞台で活躍できるグローバル人材は、企業だけでなく、日本全体にとって宝とも言える存在だと私は思っています。広い世界に羽ばたく若者がもっともっと増えて欲しい、と多くの日本人が願っています。