秋田国際教養大学を筆頭として『国際教養学部』を設置する大学が増え、これらの大学の人気も急上昇しています。国際教養学部では原則として、外国人留学生と日本人の学生が一緒に “英語” で講義を受けます。イメージ的には、英国や米国の大学教育が日本で展開される、といった感じです。
ほとんどの国際教養学部は、国際社会でリーダーシップのとれる人材育成を掲げています。
国際社会のエリートの条件としてよく指摘されるのは、高い指導力と倫理観、専門知識、それに幅広い教養です。欧米の大学では※リベラルアーツ教育を大変重要視しています。ある意味で、日本の大学でも欧米型のリーダー養成に取り組み始めたとも言えます。
※リベラルアーツとは
ギリシャ・ローマ時代に理念的な源流を持ち、ヨーロッパの大学制度において中世以降、19世紀後半や20世紀まで、人が持つ必要がある技芸(実践的な知識・学問)の基本と見なされた7科のことで、具体的には文法学・修辞学・論理学の3学、および算術・幾何・天文学・音楽の4科のこと。
最近では、そうした伝統的な科目群の位置づけや内容に現代的な学問の成果を加え、やはり大学で誰もが身に付けるべき基礎教養的科目だと見なした一定の科目群に与えられた名称で、より具体的には学士課程における基礎分野 (disciplines) のことを意味する。この現代的な分類では、人文科学、自然科学、社会科学、及びそれぞれの一部とみなされる内容が包括されることになる。(Wikipediaより引用)
国際教養学部またはそれに準ずる学部を設置している大学
東京大学、上智大学、早稲田大学、秋田国際教養大、国際基督教大学(ICU)、横浜市立大学、中京大学、獨協大学、千葉商科大学、順天堂大学、大坂国際大学、山梨学院大学、明治学院大学、法政大学、立命館大アジア太平洋大学などがあります。
東京大学、上智大学、早稲田大学、秋田国際教養大学のように、入学初年度からすべての授業を英語で行う大学と、1~2年目に英語力を高めながら徐々に英語で科目の講義を受ける大学の2つのグループに分かれます。また、これらの大学には交換留学制度があり、生徒全員が最低でも1年間の海外留学が義務づけられています。
留学を経験する上での費用対効果は抜群
他の学部と比べても、学費はそれほど高くありません。
秋田国際教養大学では年間70万円、私立大でも90万~110万円です。米国大学に私費留学すれば、学費だけでも私立の場合、年間350~450万円、州立大学でさえ300万~350万円かかります。
海外の大学と同様、英語で講義の受けられる国際教養学部で学ぶことが如何に経済的であるか明白です。しかも日本ですから、海外生活での様々なリスクを考慮すると安心して学問に励むことができる環境が整っているわけです。
また、これらの大学の交換留学制度を利用して留学すれば、自分の大学の1年分の授業料を支払って海外にある提携大学の授業に参加できます。私費留学と比較すると、学費だけでも3分の1で済むのです。
しかも1年間だけの留学だけで済みます。
国際教養学部に入学すれば、経済的にも、精神的にも安心してバイリンガルを目指すことができます。